こんにちは!「思いをカタチに」をテーマに、作り手の思いを届ける翻訳家、KEIKOです。
年間100本、通算1000本超のプレスリリースを制作している現役のPRマンです。
プレスリリースを配信した後に、配信先に直接電話をして、プレスリリースの到着確認という名目で電話をして、そのプレスリリースの商材をPRしていく活動を「メディアコンタクト」と呼んだりします。
正直、メディアコンタクトはめげます。
すごくめげます。
テレアポをイメージしてもらうと、なんとなく想像できると思います。
でも、めげずに果敢に向かっていった先には、メディアの担当者との関係値が築けるのです。
今回ダメでも、次につなげるのです。
メディアコンタクトでめげそうになっても、断られてただ電話を切る、というもったいないことをせずに、次になげていくポイントについてご紹介したいと思います。
目次
粘って担当者を聞き出せ!
編集部や制作局に電話をかけると、たいてい冷たくあしらわれます。
メディは忙しいのです。
ただ、それですぐに電話を切らずに、担当者を聞き出すところまでは、最低限がんばってみましょう。
まず、電話を書けるときは、極力簡潔に要件を伝えるのがポイントです。
たいていの場合、電話を取るのはアシスタントです。
編集長やデスクは、最初に電話をとることはめったにありません。
担当者と話せなければ意味があまりないので、まずは担当者につないでもらえるよう、
自分が誰で、何の用件で電話をしているのか、それを端的に伝えます。
担当者が不在、ということも多々あります。
その場合には、誰が担当者なのか、いつならいるのか、直接話したいという情熱で聞き出すのです。
一見、迷惑がられているような構図に見えますが、届けている情報は、読者の利益になるであろうと思いコンタクトしているので、本来、編集部としてはありがたいことなのです。
でも、たくさんかかってくる電話の中には、不要な情報や営業電話が多いのも事実です。
なので、それとは違う、と思ってもらわなくてはなりません。
今回ダメでも余地を探れ!
読者にとって有益な情報であっても、その情報を載せられる企画がなかったりすることもよくあることです。
そんな時は、どんなアプローチなら入れ込めるのか、あるいは、今後入れ込めそうな企画があるのか、といった余地を聞き出しましょう。
今回掲載が難しい、という状況だった場合、その理由は下記のようなことが考えられます。
①そもそも必要ない
→ どんなモノなら掲載を検討してもらえるのか聞いてみる
→→ 今後、どんなアプローチで情報提供すればいいかがわかる
②今のタイミングでは紹介できる企画がない
→ 今後、紹介できそうな企画はあるか
→ 使い方や取り入れ方を変えれば紹介できそうか
→→ 今後の情報提供の方向性がわかる
③合致する企画があったが、もう間に合わない
→ webでフォローアップ企画などはあるか
→ 次に同様の企画が想定されるのはいつか
→→ 今後の情報提供の方向性がわかる
次につなげるために、余地を探るのです。
爽やかにしつこくが鉄則!
爽やかにしつこく、何度もアプローチ!
営業の鉄則です。
例えば、青果売り場の店員さんが、会うたびに人参をおすすめしてくるとしましょう。
「今日は大丈夫です」といってその日は断ったとします。
翌日も、笑顔でまた人参をおすすめしてきます。
時には、人参のおいしそうなレシピを紹介してくれたり、
人参を買っていった人や生産者のエピソードをきかせてくれたり。
こんな調子で、何日も何日も、会うたびに笑顔で人参をおすすめしてくる店員さん。
断ると、「ではまたの機会に」と、そんなにごり押しはしてこない。
そんな事が何日か続くと、その店員さんは、「人参をおすすめしてくる人」として認識するようになります。
すると、不思議なことに、「そんなにおすすめするなら、その人参を買ってもいいかな」という気持ちになるのです。
これは、メディアコンタクトでも同じです。
相手の立場をイメージして、相手にとって何が有益か、読者にとって何が有益か、ということを常に念頭に、さわやかにしつこくアプローチしていきましょう。
まとめ
メディアコンタクトは、めげます。
でも、確率はゼロではないのです。
確率が10%だとするなら、100件アプローチすればかならず10件は獲得できるのです。
そうして獲得したその先には、メディアとの良質なリレーションが生まれてきます。
そのきっかけ作りの最初の一歩です。
獲得できなかったメディアコンタクトこそが、次の獲得につながるのです。
今回ダメでも、それで終わりに市内で、次につなげるのです。
その積み重ねです。がんばろう!
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