こんにちは
chef acero 【シェフアチェロ】です。
今回は僕の職業でもある料理人についてお話したいと思います。
僕自身は、27歳の時に、初めて飲食店でアルバイトを始めました。
お店は、六本木の多国籍レストランで、日本語の話せないイギリス人のシェフと、少し変わった環境でのスタートでした。
料理の知識も経験も無く、年齢もいっていたので、同僚たちからは「なんか変なやつ来たな」と感じていたのではないでしょうか。
僕自身も、入ったキッカケなんて「料理って楽しそうだなぁ」くらいの気持ちだったのでゆる〜い感じでした。
それから12年いまでは、オーナーシェフとして小さいですが自分のお店を持ち、2年連続で、ミシュランビブグルマンに選ばれるようにもなりました!
今回の記事では、スタートも遅く、専門学校にもいってないシェフが、料理人になる為の始め方をご紹介します!
(料理の世界の入り口っていろいろあるんだなと思ってもらえたら嬉しいです。)
(1)料理人って誰でもすぐなれるの?
料理人になる為には調理師免許が必要です、その取得方法には大きく分けて2つの方法があります!
①各都道府県にある調理師学校に通い、卒業して調理師免許を取得すること!
② 飲食店などで、2年以上の実務経験を積んだのちに、国家試験でもある調理師試験を受けて、合格すること!
この2つが料理人になる為の資格の取り方です。料理を仕事にしようと思っている方は
持っていた方がいいと思います。
(2)学校と実務どっちのスタートがいいの?
(この記事では、僕の経験をもとに実務経験を積むパターンをおすすめしています。)
ただし調理師学校に通う場合と学校に通わずに実務経験を積む場合、どちらもメリットとデメリットがあるので、自分に合うコースを選びましょう。
学校は、調理に関する細かい知識や歴史など、一通りの基礎を学ぶことができ卒業とともに調理師免許が取れます。
卒業後はじめての現場でも、ある程度の基礎知識を持って始められることがメリットです。
また学校から働くお店を紹介してもらえるなど、現場に立つまでの準備がスムーズに進みます。
学校に通わず、お店で実務経験を積む場合、スタート時点では、何の知識も経験もなく、現場で一発勝負のスタートです。
また働くお店によってやることも内容も違うので、まずは自分が何のジャンルの料理がしたいのかを決めて、働きたいお店を探して自分で問い合わせて選ぶ必要があります。
ただし学校に通わず、実務からのスタートであれば、学費がかからず、すぐに現場にでて働けけるというメリットがあります。
学校だとスムーズに進んでいきますが、少なくとも150万〜200万は学費がかかり、1年〜2年通わなくてはいけません。
(3)実務で腕を磨く方法は?
どちらのスタートでも現場に入れば立場は一緒です!
働くお店にもよりますが、まずは皿洗いや後片付け、野菜の下処理といったところからの
スタートだと思います。
これらは、誰もが嫌がるキツイ仕事だと思いますが、この地味な作業をどれだけ丁寧に早くできるかを意識すると、先輩やシェフに認めてもらえる近道になると思いますよ!
(どんなシェフも初めはそこからのスタートなので、地味な作業のキツさを知っています。)
あと時間が空けば拭き掃除などしながら、道具や調味料などの配置を覚えていくのも大事ですね!
(使う道具や場所などを覚えておくと、実践の時にスムーズに動くことが出来ます。)
キッチンは常に時間との勝負です。料理の腕はもちろんのこと、周りの動きを把握して、段取りよく動くことが求められます。
これは、なかなか学校では学べないことなんじゃないかと思うので、実務で経験して身につけていきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
料理人になるための2つのコースと、僕の経験から実務からスタートする場合のメリットについてお話ししました。
どちらのコースを選んだとしても、料理人の仕事は「自分たちが作った料理をお客様に食べてもらう」ことです。人の健康や命にも関わる仕事だということを忘れず責任を持って働きましょう!
実務経験から学べることですが、料理人の仕事は、時間も長く体力的にもとてもしんどい仕事です。
それでも自分が作った料理を食べて喜んでいるお客様の顔をみると、そんなキツさも忘れるくらい嬉しい気持ちになります!
僕が想う料理とは・・・
【他人の幸福に役立つ自分の喜び】
どんなに大変で時間がかかっても、自分の作った料理を食べた人が感動したり喜んでくれたりする顔を見た瞬間に全てが自分の喜びに変わります。
料理人って人の気持ちがダイレクトに伝わるのでとてもやりがいのある仕事だと思います。
皆さんもぜひ料理人の世界へ入ってみてはいかがでしょうか。