こんにちは!「思いをカタチに」をテーマに、作り手の思いを届ける翻訳家、KEIKOです。
年間100本、通算1000本超のプレスリリースを制作している現役のPRマンです。
プレスリリースは、メディアにニュースを届けるものですが(参照:「プレスリリースの役割って何だろう?」)、新サービスや新製品のプレスリリースは、いつ配信するのが最適なのでしょうか。
以前、プレスリリースを配信するのに良いとされる曜日や時間帯について、下記の記事でご紹介させていただきました。
最適な配信日時を決めるには、いくつかの判断軸があります。
以前ご紹介させていただいた、曜日や時間の基本的な考え方の他に、
TV、新聞、雑誌、webなどの媒体カテゴリーごとについても基本的なタイミングがあります。
今回は、その媒体カテゴリーごとのタイミングについてご紹介させていただきたいと思います。
厳密には、その媒体のどのコーナーかなどによってタイミングは異なりますが、まずは全体的な基本をおさえておきたいと思います。
目次
新聞にプレスリリースを配信するのはいつがいい?
新聞にプレスリリースを届けるタイミングいつがいいのでしょうか。
新聞と言っても、日刊紙、隔日紙、週刊紙、月刊紙、季刊紙など様々です。
今回は、日刊紙についてご紹介します。
一般的に、新聞への情報の投げ込みは、1週間前から前日までが良いとされています。
日刊という特性から、急遽入ってきたニュースを記事化することもあります。
例えば、大きな事故やスキャンダルなど、突発的なニュースが入ると急遽差し込まれ、紙面が差し変わっていくことがあります。
とはいえ、新商品や新サービスなどを紹介する面については、そのような差し替えはさほど多くないと思われます。
担当記者は常に記事ネタを探しています。
忙しい中で、記事ネタを探し、原稿を書く、ということを鑑みて、掲載を狙いたい日の1週間ほど前から前日までに情報を届けられると良いということです。
これよりも早く情報を届けても、先過ぎる情報は記者にとってタイムリーではないので、目に止まりにくいものとなってしまいます。
ちなみに、新聞の朝刊、夕刊には、それぞれ締め切り時間があります。
朝刊であれば前日の深夜1時、夕刊であれば当日の午後1時が一般的に締め切り時間とされています。
締め切り時間を鑑みて、情報の投げ込みをしていくと良いと思います。
TVにプレスリリースを配信するのはいつがいい?
テレビの場合には、報道か情報番組か、企画番組かなどによってタイミングは異なります。
たとえば、速報のニュースとしての報道番組での露出を狙う情報であれば、番組が放映される6-7時間くらい前が良いとされます。
番組終了後には、振り返りと翌日の番組の打ち合わせがあることが多く、そこに入り込むことが出来ればと思います。
情報番組や企画番組の場合は、季節や流行など、世間の興味関心ごとにアンテナを張ってネタを探しています。
そのため、企画を考えるタイミングに情報を投げ込むのが良いので、1~2か月前から、直前までがタイミングとなります。
例えば、モンブランの特集をやろうと思った時、モンブランスイーツが世に出揃うのは9月頃ですが、担当者は7、8月頃から情報収集をしています。
情報を探しているタイミングが投げ込みのタイミングです。
雑誌にプレスリリースを配信するのはいつがいい?
雑誌には、月刊誌、隔週誌、週刊紙、季刊誌などがあり、それぞれ制作進行スケジュールは異なりますが、
全体的に、2か月前までに情報を届けるのが良いとされています。
雑誌は、数か月先まで、特集内容が決まっています。
例えば、2月号と9月号にはランキング特集がある、7月号と12月号には手土産特集があるなど、先々まで特集が決まっています。
日頃のメディアリレーションで、いつどんな特集があるのかヒアリングしておくと良いと思います。
雑誌の露出を狙う時には、2か月前というのがひとつのタイミングです。
webにプレスリリースを配信するのはいつがいい?
web媒体へのプレスリリースの配信は、1週間くらい前が良いと思います。
例えば、イベントなどのお出かけ情報であれば、読者が週末に出かける情報を入手するタイミングで記事化されている必要があります。
今週末のおでかけ情報であれば、水曜日までに公開されていることが望ましいです。
担当者が情報を入手し、記事を書き、デスクなどのチェックを経て公開されるというステップを鑑みると、
基本的には、1週間から10日くらい前に情報をお届けできると良いと思います。
とはいえ、情報の受け取りから記事化までもっとも時間が短いのがwebです。
情報が届いた当日に記事化されることも多々あります。
速報性のある情報の場合には、当日中や翌日には記事化されて公開されます。
オンエアや印刷の締め切りがない分、時間的な縛りは他の媒体にくらべて比較的ゆるいため、配信時間についても制約がすくないのがwebメディアの特徴です。
まとめ
新聞、TV、雑誌、web、それぞれに最適とされる基本的なタイミングがあります。
どの媒体カテゴリーあるいは、どの媒体での露出をねらっていくのか、というあたりを設定して、配信計画を考えるのが良いと思います。
メディアはいつもネタを探しています。
読者や視聴者にとって有益な情報を取り上げます。
メディアのマインドとタイミングを攻略して露出獲得を目指していけると良いかと思います。
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<プレスリリース制作のヒント>