自宅にいながら留学!時代の先端をゆくUniversity of the People

自宅のデスクでPCを開いて学習!完全オンライン大学のUniversity of the Peopleは、引っ越しも学生ビザも、高い滞在費も不要。PCとネット環境があればアメリカ留学できて、卒業すれば正式な学位も手に入る。アラフォー子持ちの私が入学してみて感じたメリットをレビューします。

こんにちは!元テレビマンで二児の母、映像クリエイターのじゅりちゃんです。

私、アラフォーにして、日本にいながらアメリカの大学で女子大生をやってます。

…って、情報多すぎ!一つずつ整理しましょう。

 

私が通っているのは、University of the People(略称:UoPeople)という、カリフォルニア州の認可大学。

なので、卒業すれば、正式な学位が取得できます。

そしてここは、世界初?あるいは、世界でも数少ない、完全オンライン大学です。

2009年に、ユダヤ人実業家のシャイ・レシェフ氏によって創立。2014年にカリフォルニア州認可。

公式サイトによると、現在7万5000人にも及ぶ学生が、200以上の国・地域からアクセスし、学んでいます。

私は、アメリカの大学をドロップアウトした経験があります。

いつか学びなおしたいと思いつつも、授業料と滞在費で何千万円もの出費になるので、もう無理だろうなと諦めて忘れていました。

ですが、UoPeopleによって、学び直しが可能になったのです!

今日は、コロナのせいで留学の予定が狂ってしまった学生さんや、人生を変えたくて新しい学びを始めたい方に向けて、ペンを取ります。

ながら留学可能!選択肢が広がる完全オンライン留学の良さ3つ

時間と場所の縛りがない!

UoPeopleは、通常の留学には欠かせない、時間と場所から自由になれます。

ライブ講義がなく、オープンソースのオンラインテキストを使うため、必要なものは、PCとネット環境のみです。

これは、UoPeopleの理念が、自国の情勢や性差別などで教育機会を得にくい人にも、高等教育が受けられる環境を、というものだからです。

なので、通信環境が悪くても比較的アクセスしやすい、テキスト情報でできた教材を使用しているそうです。

また、世界中からアクセスすることを考慮して、ライブ授業は行わないのだそうです。

通常、社会人が留学となると、休職や退職して行くのが一般的ですが、日本にいるのでそんな縛りもなし。

なのでUoPeopleには社会人学生もたくさんいます。

もちろん、フルタイムの学生にもメリットが大きいと思います。

学校に通うために引っ越す必要がないからです。

自分の生活に合わせて勉強時間を確保し、自宅にいながらにして、大学で学ぶことが可能。

私は、家族が起きてこない早朝に勉強しています。寝過ごすこともありますが、概ね効果的です。

また、授業の仕組みも統一されており、教授によってやり方が違うということがほぼないです。

費用が圧倒的に安い!

なんと、UoPeopleは授業料無料なのです!

これを話すと、皆さんほとんどの方はポカーンとしちゃうのですが(笑)、安心してください、本当の話です。

出願時の60ドル(6600円程度)以外に、入学金もかかりません。

ただし、まったくフリーということではありません。

毎学期末の期末試験を受けるのに、1科目120〜240ドルの受験料がかかります。

ざっくりとですが、計算すると四大卒相当のBachelor Degreeを取得するのに、50万円くらいでしょうか。

1年間の費用ではなく、卒業までです。

毎学期、受講科目数に応じてなので、まとまった50万円ではなく、少額ずつであるところも、現実的ですよね。

これが実現できるのも、完全オンラインだから施設維持費が少ないことと、ライブ授業等を行わないので、人件費やシステム費が減らせるのだと思います。

また、通常、留学では授業料だけではなく、滞在費がかなりかかります。

しかも、学生ビザだと、基本的に働きながら学ぶことはできません。

UoPeopleでは、自宅にいながら留学できるので、特に経済的なダメージを受けることなく学べます。

私は、経済的な事情で、アメリカの大学をドロップアウトした経験があるのですが、その伏線をようやく回収できた気持ちです。

ディスカッションしやすい!

前述したもの以外に私が思う最大のメリットは、リアルな教室よりも発言の機会が平等だと感じたことでした。

やっぱり言葉のハンデがあるので、留学生が授業の中で、とっさに自分の意見を思ったとおりに述べるのは至難の業です

また、うまい単語が出てこずに、誤解を与えることもあります。

日本語でもこれってなかなか難しいですよね。

UoPeopleでは、一般的な大学の授業と異なり、学生同士で課題を評価し合うシステム「Peer Assessment」が大きな特徴でもあります。

ディスカッションボードという掲示板に、皆が意見を書き込んでいきます。

じっくり読んで咀嚼したあとに、その意見に対しての自分の意見を述べるので、「言いたいことこれじゃなかったのに」と感じることが少ない気がします。

また、ペーパーを書く課題も同様に、提出と他学生へのフィードバックがセットです。

いい加減に評価をしてくる人は確かにいて困ります。

そんな時は教授に申告して再評価してもらうという手間が発生しますが、これも学習のうちかなと。

まとめ

私がUoPeopleで学ぼうと思った理由は、創立者でもあり学長でもあるシャイ・レシェフ氏に興味が湧いたからです。

この面白い仕組みを思いついた人が始めた学校で、経営学を学んだら、なんかすごい人生のヒントがあるんじゃないかと思ったのです。

興味が湧いた方は、UoPeopleの公式サイトへアクセスしてみてください。

1年に5学期あって、どの学期からでも入学可能。

英語に自信がなければ、英語学習コースからスタートできます。

出願は、アンケートに答えるノリで、超簡単。

16歳以上の高卒であれば、ほぼ誰でも入学できます。

ただし、卒業できるかは自分の努力次第です。