こんにちは。元テレビマンで二児の母、映像クリエーターのじゅりちゃんです。
皆さん、テレビなどでキャストが話しているとき、話している内容の文字が画面下部に出ているのを見たことありますよね。
あれ、私はコメントフォローテロップ(略してコメフォロ)と呼んでるんですが、どうやって入れてるか知ってますか?
実は手作業なんです。
私のいた番組では、ADがひたすら文字起こししたものを、ディレクターが編集スタジオで取捨選択して入れてく方式でした。
テキスト情報を、話者の発声タイミングに合わせて、フレーム単位で調整する必要があるので、もちろん、リアルタイムでなんか入りません。
コメフォロの枚数にもよりますが、2時間番組だと、実に10時間以上かかるような作業でした。
しかし最近、映像編集ソフトのAdobe Premiere Proがついにやってくれたのです!
自動文字起こし×文字入れを。
目次
編集革命!Adobe Premiere Proの自動文字入れを使う理由3つ
テロップ入れがめちゃくちゃ捗って時短!
喋りに合わせて入れていくコメントフォローテロップ(略してコメフォロ)は、とにかく手がかかって面倒くさいというのが映像クリエーターの共通認識かと思います。
文字に起こして、タイミングを合わせて入れて…何だったら映像素材をつなぐカット編集よりも時間がかかってしまいます。
私も、あまりの面倒くささに、極力減らしたい、1枚も入れたくない派でした。
しかし、AdobePremiere Proの最新アップデートでは、まさかの自動文字起こし。
さらには、タイミングまで合わせ自動で入れてくれるという、奇跡のような機能が搭載されたのです。
約10分の動画にコメフォロが入るのに、10分かかりませんでした。まさかの。
今までなら1時間以上はかかってたのに。
しかもとても精度が高く、間違いがほぼない状態で文字起こししてくれます。
こちらのチュートリアル、とてもわかりやすくてオススメです!
テロップ以外に時間が使えて、動画の精度を高められる
映像編集は、時間との勝負です。
特に、人的リソースに限りがある、個人制作者にはシビアな問題です。
私が、コメフォロが嫌いなのは、単純に面倒くさいというのもありますが、コメフォロやらなけりゃ他の箇所に時間が割けて精度が高められるのに、というのがあります。
精度を高めるというのは、例えば、撮影にもっと時間をかけてカットの種類を増やしたり、編集時にカラーグレーディングに拘ったり、よりよいBGMを探したり、効果音をもっと丁寧に当てたりと、質を高めるような作業のことです。
編集作業には正解も終わりもないので、時間があればもっとよくなるのに、ということなんですね。
編集作業の多くの時間を奪われるコメフォロが一瞬で入れられるとなると、ペース配分は大きく変わり、個人でももっともっとクオリティを追究していくことが可能になります。
Adobe Premiere Pro での音声テキスト変換 | よくある質問
使えば使うほど、精度が高まっていくAdobe Sensei
高い精度の文字起こしを可能にしたのは、AIと機械学習、その名も、Adobe Senseiです。
Adobe先生!
Adobe先生は、世界中のAdobeユーザーたちのアプリケーションで使われた情報を集め、分析し、学習するのだそうです。
よって、この自動テロップ入れ機能を使えば使うほど学習し、精度が高まっていくシステムなんです
歩みを止めない先生、意識高いわ。
まとめ
AIが自動文字入れしてくれるなんて、AD時代に夢見た未来のツールがついにやってきました!
なによりも、動画編集の多くの時間を奪っていたコメフォロ入れが自動化されるのは、Adobe Senseiマジでありがとう!です。
これからVRもどんどん発展していくだろう映像の世界。
誰でももっと自由に映像編集を楽しめる時代が到来するかと思うとワクワクしますね!
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