例えるなら老若男女の合コン【朝の給食】

週イチで、皆で集まって朝ごはんを一緒に食べる会。それが、朝の給食。顔見知り程度の知り合いが、ご近所にできれば、生きづらさを少しでも解消できるんじゃないかという想いで続けています。

こんにちは! 元テレビマンで二児の母、じゅりちゃんです。
今回は、手前味噌ですが、弊社・さかのしたのコンテンツ「朝の給食」についてご紹介したいと思います。

朝に給食? 朝練の生徒向けかな? どういうこと? とちょっと興味を持ってくださった方、ありがとうございます!

朝の給食とは「毎週木曜日の朝、みんなで集まってパンを食べて各々の職場や学校へ行く」というイベントです。
児童生徒さんのみならず、大人もご利用可能です。

本来ならばこの7月で1年を迎えるはずでしたが、コロナで中止を余儀なくされています。
宙ぶらりんな状態ですが、再開できる日が早く来ることを願いつつ、1年を振り返りたいと思います。

育児で苦しむ自分を救おうとしたら、知り合いがいっぱい増えた!

育児が苦しい。そうだ、お互い様をつくろう!

私と、共同オーナーのりさちゃんが「さかのした合同会社」を設立したのは、どうにも育児がしにくいと感じたからです。

第一子の出産をキッカケに知り合った、元ママ友である我々は、どちらも地方出身の東京都民。
独身時代〜結婚して子どもが生まれるまで、お互いの仕事に邁進しました。

ところが、子どもが生まれて、私は以前のようにテレビの仕事がもらえなくなり、りさちゃんは出世コースから外された。
立ち止まってふと気づきました。

私の人生、何だったんだろう。

そして、

育児ってどうやればいいのかわからない。

それでも我々は、ママ友グループに恵まれていました。

同じ地域に住む20人ほどがつながっていて、会う頻度は減ってしまいましたが、今でもLINEで情報交換をしています。
誰かが遊ぼうといえば、行けるメンバーが集まり、行けなくても別に責められることはありません。
LINEの返信をするもしないも自由。
出入り自由、困ったときはお互い様。

この素晴らしいママ友グループでの経験が元となり、「ベタベタの関係だとつらいけど、道ですれ違ったときに挨拶できるくらいの知り合いを増やそう! もうそれを仕事にしちゃおう!」と、二人で会社を立ち上げたのが2019年。

そこからりさちゃんがアイデアを練り、知り合うことが目的で、一緒にご飯を食べる、まるで老若男女の合コンのような会「朝の給食」がスタートしました。

主旨に賛同していただいたMother Nature’s Son(通称:マザネ)のご協力により、開催場所を定期的にお借りすることができています。
パンは、商店街のベーカリー、カフェ・ロティさんから焼きたてを調達しています。
いつもありがとうございます!

予想と違った利用者さんと、カップル誕生

当初の計画では、メインの利用者さんは、我々と同じ子育て世代で、保育園や幼稚園の登園前に親子で使ってもらいたいという想定でした。

蓋を開けてみるとそこには…意外にも独身世代のご利用が多かったのです!

皆さん、近隣に住む20〜30代の方で、出勤の前に立ち寄ってくれています。
嬉しかったのが、

「朝起きてから会社に着く前に、こんなに笑ったのは初めてです」

という感想でした。

皆さん、我々の子どもたちと一緒に遊んでくれて、子どもたちもお兄さんお姉さんに会うのを楽しみにしています。

そして、同じ釜のパンを食べた結果…カップル2組誕生!!
相当なやりがいを感じた瞬間でした。

村の集会所のような雰囲気です。

子どもが生きやすければ、皆が生きやすい社会

朝の給食は、我々にとって初めての事業であったと同時に、企業理念を体現するフィールドワークでもあります。
学んだことは相当あります。

朝の給食がキッカケとなり、ご近所同士のつながりができたことはもちろん、子どもたちが親・先生以外の大人と知り合えたことが大きな収穫でした。

現代社会では、子どもにとっての大人とは、両親・祖父母と、学校や幼稚園・保育園の先生がすべてと言っても過言ではないくらい、世界が狭いです。

自分が親になってみて思うのは、あれほど全知全能に見えた親が、そうじゃなかったということです。

親だって間違うこともある。人間だもの。
それは悪いことじゃなくて、もっと多種多様な大人の考え方に触れるチャンスがあれば、子ども自身が「あれっ、親の意見は、何かちょっと違う気がするぞ」と気づくことができる。

プレッシャーに押しつぶされたり、逃げることがいけないことだと思いつめてしまった子どもが、自ら命を絶つニュースを聞くたびに感じる、無力感と怒り。

親や学校の価値観がすべてじゃない。
世の中にはいろいろな人がいる。
世界は自分が知っているよりずっと広い。

それらを少しずつでも体感していれば、もっと子どもが生きやすい世の中になると信じています。
そして、社会の最弱者である子どもが生きやすければ、他の皆も生きやすい社会になるんじゃないかとも。

まとめ

ものすごく聞こえのいい理想論ですが「現実的」を考えるうちに、理想は数段低くなるので、想いの中では高くキープしておきたいです。

実際、朝の給食事業は完璧な赤字です。
「利益は諦めたほうがいい」
とも言われました。

だけど、局地的な活動で終わらせたくないので、持続可能な形を探していきます。
朝の給食は今年の3月を最後にお休みしていますが、早く再開できることを願って…。

弊社Instagramに、写真をいっぱい載せてます。