広報初心者が知っておくべきプレスリリースの「3」にまつわるタイムルール

新製品や新サービスは、プレスリリースをきっかけに記事化されたり、番組で取り上げられたりします。でも、そうなるためには、プレスリリースがメディアの目に止まり、読んでもらい、興味を持ってもらう必要があります。広報担当者が知っておきたい、プレスリリース作成における、「3」にまつわるタイムルールをご紹介します。

こんにちは!
「思いをカタチに」をテーマに、作り手の思いを届ける翻訳家、KEIKOです。
PRの仕事に携わって12年になりますが、これまで、1,000本超のプレスリリースを制作してきたました。
最初の頃はよくわからなかったのですが、メディアに届けるプレスリリースには、
「3」にまつわるタイムルールがあるんです。
ちょっと大げさに言ってみました。

鉄壁のルールというわけではないですが、このルールを知って書く方が、メディアに届きやすいプレスリリースを作ることができますよ、というお話です。


せっかく頑張って作ったプレスリリースも、このルールが守られていないと、読んでもらえずにゴミ箱行きになってしまう、なんてことになりかねません。

広報は、製品や開発者の思いを一人でも多くの方々に届ける役目を担っています。
自分の作成したプレスリリースを、読んで記事化してもらうには、
メディアがどんな状況でプレスリリースを受け取っていて、
どのくらい忙しいのかを知っておく必要があります。

今回は、忙しいメディアの、「3」にまつわるタイムルールについて紹介したいと思います。

 

タイトルを見る「3秒」が、最初の分かれ道。

メディアのもとには、メールやFAXで、毎日、大量のプレスリリースが届いています。
媒体や担当にもよりますが、1日に200通以上届くことも多々あります。
なので、
【タイトルは、「3秒」でニュースがわかるように】作る必要があります。

たくさんのリリースの中で、メディアの目に止まり、3秒で読みたいと思わせなければ、ゴミ箱行きです。

メディアは、いつもネタを探しています。
ニュースは何か、何が新しいのか、何かの進化形はないか。メディアが張っているアンテナに、プレスリリースというツールで、情報を投げ込むのです。
タイトルは長すぎても、短すぎてもダメなのです。

何がニュースなのか、今届けられた情報が何なのか、それは読者や視聴者に有益か、といったことを、タイトルを見て判断します。それが、約3秒。
有益か、そうでないかの判断の分かれ道は、タイトルを見るその時、わずか3秒なのです。

 

内容をギュギュっと詰め込む「30秒」。

プレスリリースでは、タイトル以下の、文章の始まりの部分をリードといいます。
たいていの場合は、社名で始まり、5行程度、約250文字のテキスト文書です。
【リードは、「30秒」で全体内容を理解できるように】作る必要があります。

リードは、プレスリリースの内容をギュッっとまとめた、リードの後で語る本文の予告編のようなものです。
「だれが」、「いつ」、「何をする」のか、それは「どんなこと」で、「どんなニュース」なのか。これらをリードで語ります。

新商品の発売リリースであれば、下記のようになります。

だれが > 株式会社〇〇〇〇〇は
いつ > 2021年6月6日10:00に
何をする > 新商品△△△△△を発売します
どんなニュース > 日本初の◇◇◇◇

メディアは、リードを読んで、そのプレスリリースの概要をつかみます。
それと同時に、その情報を自分の媒体で取り上げるならば、というイメージをしながら、読み進めます。
リードにあるコンテンツの、どの部分が自分の媒体のニュース素材となるかを考えながら、このあとに続く本文を読み進めていくのです。

 

「3分」読めば、記事が書けるか。

プレスリリースには、あれも、これもあった方がよいのでは?と、たくさんの情報を載せたくなってしまいますが、全部盛りリリースは、メディアは、あまり喜びません。
【本文は、「3分」で読了できるように】作る必要があります。

本文には、記事を書くために必要なものが全部揃っているのが理想です。
発売や、開発の経緯、何がどのように新しいのか、期間や、数値、金額、今後の展望など、届けるニュースに関する具体的な内容が、理解しやすい順序で、順を追うように構成すると伝わりやすくなります。
その際、そのニュースがひと目でわかる画像や、ニュースを象徴する画像があると、メディアもイメージをつかみやすくなります。
合わせて、開発における苦労話や、秘話などがあると、記事化や番組化のイメージが進みます。

3分で読み終えることのできる本文を読んだら、自分の媒体で取り上げた時に、どのようなカタチなるのかがイメージできる、というように作成します。
この作業にかける時間が3分程度というのが、忙しいメディアに負担にならずに、情報をきちんと伝える、最大公約数の時間なのです。

 

まとめ


メディアは忙しいです。
広報として届けたいニュースを、メディアの目線に立って考えてプレスリリースを構成する。
出来上がったリリースの、
「タイトルは3秒でニュースがわかるか」、
「リードは、30秒で全体内容を理解できるか」、
「本文は、3分で読了できるか」を確認する。

この、3秒、30秒、3分、という時間と全体ボリュームの制限は、かなり窮屈かもしれません。
伝えたい情報を、どう表現すれば、簡潔かつ明確に伝えることができるのかという工夫が必要です。

開発に、たくさんの時間、知財、技、思いが詰まった製品やサービスを、メディアに届けることができるのは、広報担当のあなたしかいません。
この「3」にまつわるタイムルールを頭の片隅におきながら、プレスリリースというツールを存分に活用して、メディア露出を獲得してください。

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プレスリリースの構成の考え方や、伝わる原稿の書き方については、
コチラでご紹介しています↓↓↓

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