こんにちは! 元テレビマンで二児の母、じゅりちゃんです。前回に引き続き、動画制作には欠かせない「テロップ(文字)」を研究していきます。
色を変えたり、動かしてみたりと、いろいろ遊べちゃうテロップ。
動画が一気に華やかになりますよね。
動画編集の楽しいポイントですが、装飾しすぎると見づらくなってしまうことも。
今回は、テロップに装飾する際のコツを、ポイントを絞ってご紹介しますね。
前回の記事はこちら
目次
読みやすさと遊び心のさじ加減!
テロップ装飾3つのコツ
色を使いすぎるとダサイテロップまっしぐら!着色のコツ
アウトラインで視認性を上げよう
アウトラインをつけて文字を縁取ると、一気に読みやすくなるので、オススメの方法です。
もともとの文字に太さがある方が、アウトラインはつけやすいです。
また、Premiere Proのテキストツールよりも、Photoshopのほうが、アウトラインに秀でています。

Premiere Proのテキストツールでつけたアウトライン。カクカクしてる。

Photoshopでつけたアウトライン。柔らかくていい感じ。
基本は3色までに収めよう
とにかく目立たせたい!と色を使いまくってしまうと、ガチャガチャして読みにくいばかりか、ダサさ炸裂センスゼロになってしまうので気をつけましょう。

3色使うとガチャガチャ。4色目がくるともうアウト。
また、強調したければ、色を変えるのではなく、配色を反転させるという手があります。
目立たせたい部分を白、それ以外を黒にするだけでも、スッキリとしながらも読ませたい部分をしっかりと強調することができます。
装飾をしたテロップが増えるほど、バラエティ色が強くなってしまうので、落ち着いたトーンで見せたいインタビュー動画などに特におすすめのテクニックです。

地味ではありますが、重要なポイントはしっかりとわかります

意外と、メインカラーが赤のものよりも、メイン白・アウトライン赤のほうが目につきやすかったり…
同じ色を使って装飾しても、どのように使うかで印象は大きく変わります。いろいろと試してみるのをおすすめします。
動きをつけるときは、読めるかどうかに気をつけて!
ふわっと現れたり、キラキラから現れたり、パラララッとスライドインしてくる、動きのあるテロップ、オシャレですよね。
編集ソフトのエフェクトで、簡単に作れるようになりました。
しかし、エフェクトをつけるのが簡単すぎて陥りがちな落とし穴。
それはズバリ、読めない。です。
テロップを入れている編集者は、自分で考えた文章なので、読めないなんてことはないんです。
でも、初見の人の気持ちになってみてください。
じんわり動くならまだしも、素早く動いてるテロップを正確に読むことができますか?
動きが止まってから1〜2秒で消えてしまったら、多くの視聴者は読めずにストレス溜まると思います。
1回なら編集ミスかと思う。でも複数回それを重ねられると、私ならそっと動画を閉じます。
だって、視聴者を意識して作られてないもの。
テロップが決まってから(エフェクトが止まってから)、声に出して読み上げ、読み終わったところまでが、視聴者がその意味を理解するのに必要な尺です。
テロップは視線を奪うので、もともと文字数は少なくしたほうがいいですが、エフェクトをつける場合は、さらに意識して文字数を削りましょう。
撮影時からテロップ位置を意識してみよう
最後は、少し慣れが必要になりますが、テロップの位置を意識して画を決めるというものになります。
基本編でもお伝えしたとおり、ストレスなく読むために、テロップにはある程度の大きさが必要です。
となると、画のどこかの部分はテロップで潰れてしまうということです。
テロップを入れないならいいのですが、入れる場合、どこに入れるかを決めずに撮ると、残念な感じになってしまいます。
通常は下の方に入れることが多いと思います。
下から4分の1〜3分の1程度をテロップ用のスペースとして確保しておくと、編集時に困らずに使いやすいです。
撮っているときは、どうしても画面いっぱい使って撮りたくなるのですが、モニターにグリッド線を表示するなどして、その気持ちを抑えながら撮ってみましょう。
とか言って私もよく失敗しますので、以下に例を挙げておきますね。

もう少しナスを上の方に配置すればよかった例

こちらもイマイチです。でも、枠いっぱいに料理撮りたくなっちゃうんですよね。

ダメな例。ケーキ型が見えなくなってしまいます。

野菜とのかぶりがなくOKな例。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私はどうしてもバラエティっぽくなってしまうので、おしゃれなテロップを研究すべく日夜チュートリアル系YouTuberさんの動画を見まくる日々です。
おしゃれなエフェクトをつけるには、After Effectsというソフトが最適ですが、あまりにも沼が深いため、しょっちゅう寝不足になっています。
Premiere Pro、Photoshopでの映像制作に慣れたら、After Effectsの沼へ足を踏み入れるのもおすすめです!
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