オーストラリア英語は母音が特徴的
日本とオーストラリアは近いので、ビジネス上でも、意外とオーストラリア人と接する機会もあるのではないでしょうか?私もふとしたことから、あるオーストラリア人と知り合いになり、オンラインで、英語で話す機会を持つようになりました。
オーストラリア英語に初めて接すると、聞き取りにくいと感じることも多いと思います。私も、最初は聞き取りに苦労しました。
その一つの原因は、母音にアメリカ英語やイギリス英語にはない特徴があるからです。
オーストラリア英語独特の発音の特徴として、二重母音(母音が二つつながった母音)があります。これが結構聞き取りにくい原因になりますが、これがわかると少し聞き取りやすくなるはずです。
オーストラリア英語の二重母音の特徴
オーストラリア英語では、エイがアイのように発音される、ということは、英語学習者の間では、割と知られています。
- today : トゥデイ → トゥダイ
- place : プレイス → プライス
実際にこの発音を聞いてみたい方は、次のYouTube動画を見てみるといいかもしれません。
オーストラリア出身の女優Candice Mollさんが実際に発音をして、e-i(エイ)は、実際にはa-e-i(アェイ)のように発音するのだ、と教えてくれています。
(この方の発音では、それほどイギリス英語と変わらないようですが)
私が初めてオーストラリア人としゃべったとき、相手がfail(失敗する)と言ったのに、file(ファイル)と聞こえたため、一瞬、「?」となることもありました。ただ、このことは、知識としては最初から知っていたので、それほど理解の妨げにはなりませんでした。
それよりあまり知られていないのは、アイがオイのように発音されることです。
- silent : サイレント → ソイレント
- kind : カインド → コインド
私がオーストラリア人と話していて、最初にsilentという言葉を聞いたとき、語尾のtの発音も弱かったこともあり、sullen(不機嫌な)と言っているのかと思ってしまいました。そこで、ちょっと話がちんぷんかんぶんな状態になりました。
聞いているうちに、silentと言っていることがわかりました。
これも、Candice Mollさんの発音を聞いてみましょう。a-i(アイ)は、o-e-i(オェイ)のように発音するのだと、教えてくれています。
オーストラリア英語に限らず、アメリカ英語、イギリス英語、はたまたインド英語など様々な地域の英語に日ごろから慣れておけば、ビジネスの相手がどこの英語をしゃべる人でも、安心できますね。