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【英語フレーズ】パンツにアリ?”ants in one’s pants”という表現を楽曲で学ぶ

"ants in one's pants"という英語表現を、これまで耳にしたことはありますか?パンツの中にアリがいる?この記事では、本フレーズがタイトルや歌詞で使われている楽曲の紹介とともに、その意味を確認していきます。

“ants in one’s pants” という英語フレーズを聞いたことがありますか?

”I have ants in my pants” というような例で使われますが、

パンツにアリが入っちゃったの?かゆい?もしくは痛いとか?

と、聞き慣れない方はこのフレーズから色々なシチュエーションを想像するかもしれません。

実はこれ、「落ち着かない」「そわそわする」というような意味があり、アリがパンツの中に入ってしまってうずうず我慢できない感じ、をイメージすると掴みやすいかと思います。

今回は、このフレーズがタイトルや歌詞の中で使われていて「もう我慢できないんだ!」という気持ちが存分に詰め込まれた楽曲を紹介していきます。

 

“ants in one’s pants” 表現が使われている楽曲

James Brown – I Got Ants in My Pants (and I Want to Dance)

最初はファンクの帝王、ジェームス・ブラウン(JB)の楽曲です。

一般的に、JBで最も有名な曲といえば ”Sex Machine” でしょう。テカったカエル顔のワイルドなおじさんが勢いよく「ゲロッパ!」と連呼するあのサウンドが、本人の名前以上に幅広く認知されているかと思います。昔、日本でも日清カップヌードル味噌のCMに本人出演で「味噌ンパ!」と替え歌でまくしたてていたという歴史があり、ここでも彼のユーモラスな一面を垣間見ることが出来ます。

 

この I Got Ants in My Pants ( and I Want to Dance ) 、アリ入りパンツな気分がタイトルから入っていて、それが曲のメインテーマであることが伺えますが、一体何がそんなに我慢できないのか?というとその答えも、続くタイトル後半部に含められています。

(and I Want to Dance)

つまり、どうしようにもダンスしたくて、もう我慢できない!という曲で歌詞の中でも、 ”I got ants in my pants and I need to dance” とあります。

そのリズミカルなバッキングやJBのシャウトから、全体通して踊らずにはいられない軽快なグルーヴが生み出されています。まさにこのフレーズを体現した、象徴的な一曲だと思います。

 

Funkadelic – (Not Just) Knee Deep

JBの曲でも使われた ”I got ants in my pants and I need to dance” の一文が、同じく登場する曲が、ファンカデリックの ”(Not Just) Knee Deep” です。

ants、pants、dance の押韻でリズム的にも聞き心地が良く、「うずうず」や「そわそわ」の意味合いとダンスしたい気持ちが連想しやすいことから、ファンクミュージック界隈でも使いやすいフレーズだったのかなと感じます。

やはりダンスせずにはいられない、というノリノリなこの曲が動画では、パンツと言うかオムツのような衣装のシンガーに歌われているところもユニークで、視覚的にもテンションをアゲてくれます。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」にも入る偉大なグループ、ファンカデリック。カラフルなドレッドヘアが特徴のジョージ・クリントンを中心としたバンドで、JBと同じくファンクの歴史を語る上では外すことの出来ない重要な存在です。ベーシストのブーツィーコリンズは元々JBのバンド(The J.B.’s)のメンバーでもあり、ファンクの系譜は繋がります。

因みに、80年代にはラップグループ De La Soul の “Me Myself And I” が大ヒット、この元ネタとしてファンカデリックのこの曲がサンプリングされていることでも知られています。このダンサブルなイントロが、時代が移ってもヒップホップで受け継がれているのが素敵です。

 

 

Queen – Modern Times Rock ‘n’ Roll

最後はファンクから離れ、クイーンの ”Modern Times Rock ‘n’ Roll” という曲を紹介します。

クイーンといえば、”Bohemian Rhapsody” や ”We Will Rock You” などで幅広く知られていますが、こちらは彼らのデビューアルバムに入っている初期の頃の曲で、前述の代表曲とは雰囲気が少し異なり、若さと疾走感にあふれたハードロック曲です。このアルバム収録の中で唯一、ドラマーのロジャー・テイラーによって作られたものです。

“Stars in your eyes and ants in your pants” という一文で例のフレーズが登場し、こちらも stars と eyes に掛けた押韻フレーズになっていて、意味以上に音のリズム感優先で用いられている印象を受けます。他にも scene とmean、soon と afternoon など同曲の歌詞の語感を良くして、ノリの良いサウンドにしっかりと組み合わさるように作られているのも、かっこいいですね。我慢できずに駆け抜ける感じが、ひしひしと伝わってきます。

まとめ

今回は、”ants in one’s pants” 表現が使われている楽曲のご紹介でした。

興奮や緊張、または不安や心配など様々な場面で「うずうずしてじっとしていられない!」というフレーズです。パンツの中にアリが入ってしまうことは実際あまりないですが、入ってしまったとしたらそれは我慢ならないだろうなと思います笑

日本にはない表現って、面白いですね。