こんにちは! 元テレビマンで二児の母、じゅりちゃんです。
先日、黄色いアレも写ってる【Google Map & Earth】で旅に出よう!という記事を書きました。
グーグルマップで旅する楽しみを、ヘビーユーザーさんに教えていただいたので、自分の行ってみたいところをグーグルマップでさっそくピン留め。
今回その中からピックアップするのは、橋です。
橋? はぁ? と思った方!
考えを改めてくだされ!
橋にはロマンが詰まってるんです。
目次
グーグルマップでオススメしたい橋はこの3つ!
瀬戸大橋(香川県・岡山県)
いきなりですが、私、愛媛の出身なのです。
瀬戸大橋は、四国で一番最初に本州とつながった橋。
架かったばかりの頃、父の車で初めて本州へ渡りました。
その後、かの有名な『プロジェクトX』を観て、この橋が私たち四国人の悲願だったことを知り、とても胸を打たれたのを覚えています。
昭和30年5月、瀬戸内海で国鉄連絡船 紫雲丸と第3宇高丸が衝突。沈没した紫雲丸に乗っていた修学旅行の児童100名を含む168名が犠牲となった。古くから海難事故が多発していた瀬戸内海でも、最悪の海難事故となった。
この事故をきっかけに、本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」の実現を求める声が高まった。四国市民の再三の陳情の末、昭和45年、ようやく国は計画を認め本州四国連絡橋公団が発足。この壮大なプロジェクトのリーダーとして赴任したのが、杉田秀夫だった。
本四架橋は、その規模も難易度も前例のない工事である。現場の海に自ら潜って、急な海流と複雑な海底地形を目の当たりにした杉田は、プロジェクトの成否は、橋を支える海中基礎工事にかかっていると喝破。1人の男に協力を要請する。瀬戸内海を知りつくしたダイバー、飯島靖郎。紫雲丸事故の際、引き揚げ作業に参加した経験から、彼もまた、本四架橋の実現を熱望していた。
(2001年2月6日放送)
NHKスクエアより

この距離をぶち抜いて橋を架けるなんてすごすぎです!

角張ったフォルム、シュッとした佇まいが控えめに言って最高です!
瀬戸大橋は全部で6つの橋が連なり、全長約10kmに渡る吊り橋です。
道路の下には鉄道が走る、鉄道道路併用橋として世界最大。
車で渡るか。鉄道で渡るか。
どちらにしても、車窓から眺める瀬戸の多島美は必見です!
私のオススメは夏です。
エメラルドグリーンと深い青の入り交じる海の上に、ぽっかりと浮かぶ緑の島々。
その背後に、ぱきっとした水色の空と、真っ白な雲。
ぜひ実物でも、マップ上でもご堪能ください。
胸熱の瀬戸大橋ストーリー。DVDはこちら。プロジェクトX|Amazon
淀川橋梁(大阪市)
続いては、大阪市を流れる淀川にかかる、一連の鉄橋群。
私は特に、阪急電車の神戸線・宝塚線・京都線が並んで走る橋が好きです。

淀川橋梁は、細部までしっかりと3Dで眺められるところがたまりません。
グーグルマップでもしっかりモデリングされていて、圧巻です。
思わず、ドローンで川の水面からドリーインして、撮りたくなっちゃいますね。

琵琶湖〜淀川。この地に都を作ろうと思ったのがよく理解できる地形が一望できるのもマップの良さ。
この淀川。遡ると琵琶湖というのにロマンを感じませんか?
琵琶湖から、京都、大阪と、ずっと昔から関西をつないできた淀川。
そんな歴史ある川の上を電車が走る。
鉄橋の音って「あ〜、橋渡ってんな今」と旅情溢れて大好きです(旅に行ってなくても。京急が多摩川を渡る音が好きです)。
そんな淀川の河川敷で、コーヒー片手にぼーっとしながら、川の流れを見つめていたい…。
しまなみ海道(愛媛県・広島県)
トリはやはり、故郷愛媛と広島を繋ぐ、しまなみ海道で行きましょう!
こちらは瀬戸大橋とは異なり、鉄道ではなく、自転車道を併設。
そして最大の特徴は、ぶち抜いて渡しているのではなく、島々を繋いでいるという点です。

ポンポンポンと島を渡りたくなる全景です。
橋も吊り橋、斜張橋、アーチ橋など個性豊か。
私のオススメは、そっと両手を合わせたような形が可愛らしい多々羅大橋。

大三島と生口島を結ぶ多々羅大橋。
そして、瀬戸大橋の技術を継承する、威厳のある来島海峡大橋です。

威風堂々という表現がピッタリの来島海峡大橋。
来島海峡大橋は、瀬戸大橋で培った、海中に基礎を築く技術を進化させた、世界一の三連吊り橋。
橋を吊り上げるケーブルは、両手でも抱えられないほどの直径のある、相当な迫力のあるものとなっています。
途中のサービスエリアに、ケーブルのモデルが展示してありますよ。
リアル世界では、今治市にある糸山公園から、来島海峡大橋を眺めるのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
リアル世界で眺める橋も圧巻ですが、マップ上では鳥の目から見たように眺められるのが、非常に得難い経験です。
航空写真のように真上からだけではなく、角度をつけられるので、ぜひリアルでは見られない場所から、橋の姿を満喫してみてくださいね!
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