こんにちは! 元テレビマンで二児の母、じゅりちゃんです。
今回は、私も大好きでずっと楽しみにしていたドラマ『半沢直樹』について、語りたいと思います。
ファーストシーズンは2013年。
まだまだ世の中の働き方改革はそこまで進んでいませんでした。
私もテレビ業界にいて、何かよくわからないけど終電ギリギリか、日付が変わってタクシーで帰宅か、帰宅できればまだマシというよくわからない生活をしていました。
新婚だったにも関わらずです。
すごい世界でしょ。
今回のセカンドシーズン、半沢部長の働き方は若干マイルドになったようにも感じますが、まだまだ朝早くから夜遅くまで働いている印象です。
そこで今回は、妻の目線から見た半沢直樹の働き方について、考察してみようと思います。
!3話までのネタバレあり!
目次
女性キャラが圧倒的に少ない半沢直樹の世界を考察する
証券マンのお仕事を調べてみた
半沢直樹は今回、銀行ではなく、証券会社へ出向しているので、証券マンのお仕事について調べてみました。
半沢は東京セントラル証券営業企画部部長で、主に法人営業を担当しているようです。
証券会社の法人営業は、企業や財団法人、学校法人といったクライアントに対して、資金調達や資産運用の提案、アドバイスをし、事業の成長を支援するための専門性が高い取り引きをします。銀行の法人営業が現金を取り扱うのに対して、証券会社が取り扱うのは株式や社債です。顧客のニーズに応じて、商品の提案・提供をします。
勤務時間
国内市場は朝9時からです。
ですがその前に、リサーチや朝礼があるでしょうから、おそらく8時出勤〜17・18時退勤といったところでしょうか。
転職サイト等で見てみたところ、朝7時頃出勤されている方も多くいるということでした。
眠っている間も海外市場は動き続けているので、国内営業担当だったとしても、朝は早く起きて情報収集するに越したことはないというのは理解できます。
半沢部長はよく、日がとっぷり暮れてからも働いているので、18時に退勤できればマシなほうでしょうか。
収入
少し前の資料になりますが、年収ラボによると、平成26〜27年度の証券業界の平均年収は760万円だそうです。
マイナビエージェントでは535万円となっており、算出方法により開きが発生するのでしょうか。
30代の平均年収は20代に比べて跳ね上がっているので、おそらく歩合制が多いのではないかと思いました。
東京セントラル証券の規模がよくわからないですが、大きな企業案件をあまり取り扱ったことがないそうなので、それほど大きな証券会社ではないと思われます。
それでも、半沢直樹は部長職なので、平均よりは高く、800〜900万円くらいでしょうか?
男女比
東京セントラル証券は格段に女性社員が少ない印象ですが、実際のところはどうなのでしょうか。
次の項では、半沢部長の一日を追いながら、働き方について考えてみようと思います。
半沢直樹の1日を追ってみた
第3話は、剣道場のシーンから始まります。
FOXによる敵対買収を防いだ翌日のことなんじゃないかと思います。
午前中 | 剣道をしながらこれからの戦略について打ち合わせ。 |
正午頃 | FOX訪問。半沢の取った戦略により一触即発。 |
19時頃 | 定時退勤の後、井川遥女将のいる小料理屋にて渡真利と食事。 |
21時頃 | 帰宅して、花ちゃんに紅茶の通販をツッコまれる。 |
翌日。
8時頃 | 金融庁の調査が入る。この間、FOXの資料を隠した秘密の部屋を発見されたり、シュレッドした資料を復元されたりしながら… |
13時頃? | 郷田社長を連れて森山が帰社。黒崎があっさり引き下がる。 |
14時頃 | 郷田社長と瀬名社長が会見。スパイラル株爆上げ。伊佐山「うああああああー!」湯呑み茶碗破壊。 |
15時 | 市場がクローズ。 |
18時過ぎ | 違和感感じまくりの半沢部長と仲間たちによる、金融庁が去ったあとの会議室調査。 |
おそらく20時以降 | 電脳突撃からの玉置突撃。 |
おそらく23時以降 | 閉店した小料理屋で玉置を待つ。そこに現れたのは! 来週へ。 |
半沢部長、なかなか働きまくってます。
今田美桜さん演じる独身の浜村しか、チームに女性がいないのもわかる気が…。
渡真利と毎日食事しながら情報交換したり、見てるこっちは面白いんですが、業務効率の面からはもっとスリム化してほしいところもありますね。
花ちゃんの生活と、半沢家の懐事情が気になる
上戸彩さん演じる、妻の花ちゃん。
お花の教室に通っていることしか、今のところ目立った動きはありません。
今回銀行ではないので、奥様会も出てきません。
息子の隆博はまだ登場しませんが、7年前の前回、幼稚園児だったので、今は中学1〜2年生といったところでしょうか。
大きくなったなぁ…(遠い目)。
花ちゃんの1日を想像してみましょう。
6時 | 起床。朝ごはんの支度 |
6時半〜7時 | 直樹・隆博起床〜朝ごはん |
7時〜7時半 | 送り出し |
午前中 | 家事 |
正午 | 昼ごはん |
13時半 | お花の教室 |
16時 | 晩ごはんの支度 |
17時 | 隆博帰宅 |
18時 | 隆博と晩ごはん |
20時以降 | 直樹帰宅〜晩ごはん(もしくは食べない) |
晩ごはんが二度手間になる日があるのがちょっと大変ですが、隆博ももう中学生になれば、自分のことは自分でするし、「育児」的な子育てからは脱したかもですね。
お花の教室もゆっくり楽しめそうです。
ただ、PTAのことや、隆博の進路の話がないのが、少しリアリティに欠けるところでしょうか。
(もしかしたらコロナのせいで隆博がキャスティングできないのかもしれない…)
私がもし花ちゃんだとしたら、晩ごはんの要不要はキッチリ教えてほしいところです。
あと、タクシー代は経費精算できるのかどうかも気になりますね。
だって3話の終わりも終電逃してるでしょ絶対。
半沢家の住所はわからないですが(もう社宅からは引っ越しているでしょう)、駒沢公園辺りに住んでるとしたら、日本橋からタクって帰ったら、深夜割増で7000〜8000円コースです。
1話の終わりも深夜に倍返しだったし、ほぼ毎日小料理屋でくっちゃべって、安くても3000〜4000円。
こんな頻度でタクシー代も自腹切ってやられたら、いくら年収900万円でもたまったもんじゃありません。
部長でも、もうそんなに経費でタクシー使いまくれるわけじゃないと思うんですよね。
花ちゃんはおそらく専業主婦だし、アフィリエイトブログをやってるわけでもなさそうだし、半沢家の1ヶ月の収支が気になるところです。
まとめ
半沢直樹は原則、サラリーマン男性が見て楽しめるドラマですが、その妻目線が今回非常に気になってしまいました。
私自身どっぷりサラリーマンだったため、大和田常務の土下座で溜飲を下げていたファーストシーズン。
今回は、多少家計簿もつけ、住宅ローンも抱え、子どもの教育費をジュニアNISAで貯めているので、感情移入するのは花ちゃん側になりました。
あと、まだまだ女性が働きやすいとは言いづらい2020年、浜村にもぜひ自分の人生をじっくり見つめてもらい、ブレイクスルーしてもらいたい!と切に願っております。
私の大好きな他の番組についても熱く語ってます。
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