初期投資1万円以下!自撮りでセミナー動画を作る方法【撮影編】

長引くコロナで需要の高まっている、セミナー動画。これから始めたい方のために、元テレビ番組ディレクターが試して編み出した、初期投資がほぼかからない、ローコスト、ローリスクの方法をご紹介します。 セルフで撮れるので、感染リスクも減らせてオススメ!

こんにちは!映像クリエイターで二児の母、じゅりちゃんです。

長引くコロナ禍で、ご自身の講座やセミナーを動画にしたいという需要がますます高まっています。

士業の方やセミナー講師の方は、すでにご自身で作ってYouTubeで配信されている方も多いですね。

私もYouTubeでいろんなセミナー動画を見るのが好きなんですが、1本作っておけば、例え営業時間外でもいろんな人に見て知ってもらえるのが、動画の良いところですよね。

今回は、これから始めてみたい方に、PC1台(とあとちょっとの機材)でローリスクで始められる方法をご紹介します。

初期投資1万円以下!ローコストで始めるセミナー動画

いきなりお金はかけちゃだめ!WebカメラとZoomで撮影しよう

いくら動画を始めたいからと言って、いきなり高いカメラを買っちゃだめです!

なぜなら、その十数万円の投資、回収する自信はありますか?

購入を後悔しない覚悟はありますか?

プロのカメラマンだって、新しい機材はレンタルして吟味してます。

結論から言うと、カメラ付きPCかWebカメラ、自撮り用ライト、ピンマイクがあれば撮影は十分です。

Webカメラ、ライト、ピンマイクを買っても、安いものなら合計1万円以内で収まるんですよ!

PCは既にあるとして、計算から除外させてください(笑)。

 

そして、Zoomアプリを使用しましょう。

Zoomは、一人でミーティングを開き、録画機能を使えば、超優秀な自撮りカメラとして使えるんです(無料版でもできちゃいます)。

録画ボタンをポチッと押すだけです。

収録した動画は、無料版はPCの中に、有料版はPC/クラウドに保存されます。

 

Zoomを使用するのは、いくつか理由があります。

 

第一は、コストとリスクが低いこと。

無料版は0円。

既にZoom利用されてる場合は、新たな設備投資が要らないですよね。

 

次に、簡単に明るく撮れることと、バーチャル背景が使えること。

明るさは見やすさにつながるので大切です。

セミナー動画と言えば!のYouTube大学はご覧になったことありますか?

めちゃくちゃ明るいですよね。

バキバキに照明当てて、ホワイトボードに白背景。

スマホの小さな画面で見ても、とっても見やすいですね。

 

前置がちょっと長くなってしまいました。

Zoomの良いところは、簡単に明るく撮れるところなんです。

さらに、バーチャル背景を使えば、お部屋で撮っても簡単に生活感を消してくれます。

 

なぜここまで見た目を整える必要があるのか。

 

内容さえちゃんとしてれば見てくれるのでは?

 

答えはノーです!

 

佐藤健の動画だったら暗くても見るでしょう。

でも一般人の動画は、内容がどんなに良くても、画面が暗かったり、生活感丸出しだったら、多くの視聴者は離脱しちゃいます。

ド直球ですが、これが事実です。

 

そして、照明には技術とお金がかかるのですが、Zoomはお金をかけずに簡単に明るく撮れるので、ぜひ試していただきたいです。

では、具体的にどう撮っていくのかご説明します。

スライドを一緒に撮る必要なし。明るさと音声に気をつけて。

Zoomで撮るとき。ここで用意してほしいのが、自撮り用のライトです。

これ使ってます。

以下、見比べてみてください。

蛍光灯のみ

天井についた蛍光灯が、背後から当たっている感じ。お化けかよ。

天井の蛍光灯が、前から当たってる感じ。顔は明るくなったけど、頬に落ちた影がほうれい線を際立たせて、疲れた印象。

蛍光灯+自撮りライト

前から自撮りライトを当ててます。ほうれい線も軽減(笑)

 

自撮り用ライトを当てたほうが圧倒的に明るいですよね!

 

カメラを三脚に乗せて撮る、通常の撮影スタイルの場合、こんなに明るく照明を当てられるのか。

 

答えはノーです。

 

照明についての知識がないと無理です。

 

照明は撮影の中でも時間と技術を要します。

セルフ撮影の場合は、簡単に明るくできる方法をとるほうが、時間を無駄にせずに済みます。

結構よくみるけど特におすすめできないのが、自分の横にモニターやホワイトボードを用意して、スライドを出しながら撮る方法です。

照明を当てなければ暗いし、当てたら反射しないように気をつけなければいけません。

セルフ撮影でやるのは難しいので、ぜひZoomを使ってみてください。

 

そして、音声にも気を使ってみてください。

音は目に見えないけど、動画のクオリティに圧倒的に差が出ます。

iPhoneについているイヤフォンではなく、ピンマイクを使うことをおすすめします。

声をキレイに拾ってくれるからです。

ピンマイクをPCのジャックに差し、Zoomのマイクとして機能させればOKです。

ピンマイクは胸元に、まっすぐ上を向けてつけてくださいね。

男性の場合は、スーツの襟や、ネクタイに。

女性は、ブラウスの襟やボタンの間から出すと良いと思います。

ご覧のように、タートルネックはおすすめしません(笑)

表裏があるので気をつけてください。間違って裏側につけちゃうと、服のこすれる音や、場合によっては心臓の鼓動が入ったりしてしまいます。

 

モーター音を発しやすい冷蔵庫からは離れてくださいね。

エアコンを切ると、さらに音質がよくなります。

 

さて、ここまでできたところで、じゃあスライドはどう表示するの?となりますよね。

スライドを共有モードにして撮影すると、簡単に撮れます。
スライドが画面の大部分、隅にちょこっと自分の顔って感じの仕上がりになります。

でも、ご覧の通り、顔が小さくなるので、ひと手間かけて編集でスライドを入れてみませんか。

手元にデータがないので私見になりますが、話し手の顔がちゃんと見えたほうが、見続けられると思います。

人の表情から得られる情報や信頼感って侮れないので。

これなら割と簡単に編集できます。

ちょっとひと手間だけど、顔もスライドも見やすい。

 

もし合成のために片側を空けて撮りたい場合は、モニターにマスキングテープを貼って、位置を決めておくと編集しやすいです。

 

編集ソフトについては、後日まとめます。

こちらも無料で使えるものを中心にご紹介しますね。

スライドは盛り込むより切り替えるのが見やすい

最後は、スライドの中身です。

ギチギチに盛り込んで「字ちっちゃ!」となるよりは、少ない行数で大きな文字で作って、次々に切り替えたほうが、テンポも落ちないし、読みやすくて良いです。

編集時にテロップまで入れるとなかなか手間がかかります。

見せたいグラフや詳しい説明を、1枚のスライドにまとめて打ち込むのではなく、小分けにして、トークに合わせて切り替えるのがよいと思います。

まとめ

以上、簡単にセミナー動画を始めるための撮影方法でした。

撮っていくうちに、課題や方向性が見えてくるので、機材を買うのはそれからでも遅くないです。

最近はレンタルも充実しているので、色々と試してみて、納得の行く機材を手に入れてくださいね。

私も実際に利用しているレンタルサービス、GooPass

月額料金でレンタルしやすいので、高いカメラを購入する前の試用にピッタリ。

Zoomの録画機能は画質が粗いという短所もあるので、そこをカバーするPC画面録画アプリについてもまた今度触れてみたいと思います。

 

さて、このあといきなり、さあ撮るか!

とやっちゃいけません!

撮る前に大切なのが、企画構成です。

動画はいきなり撮っちゃだめ!仕上がりを可視化しよう

 

最後に営業すいません!笑

セルフ撮影に慣れて、ワンランクアップしたいのでプロに頼もう!となったら、ぜひ私たちのサービスをご用命ください。

ご相談は無料です!

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