こんにちは!「思いをカタチに」をテーマに、年間100本、通算1000本超のプレスリリースを制作している現役のPRマンKEIKOです。
今日はとあるプレスリリースを読んで、胸アツになっておりますので、いつもとは違うアプローチでコラムを書きます。
きっと近い思いを抱いている方もいるのではと思います。
今日、2022年1月27日。
わずか500文字にもみたない1通のプレスリリースが公開された。
株式会社やおきんの自社商品の価格改定に関するプレスリリースだ。
「株式会社やおきん」ときいてピンとくる人は少ないと思うが、
「うまい棒」、「キャベツ太郎」、「餅太郎」ではどうだろうか?
だれもが、10円玉をにぎりしめて胸を弾ませて駄菓子屋さんに行ったことがあるのではないだろうか。
若い世代なら、駄菓子屋でなく、スーパーの駄菓子コーナーにだったかもしれない。
今日、子どもの頃からお世話になっている(株)やおきんの「うまい棒」の販売価格が、10円から12円になると発表されたのだ。
みなの反応はどうだろうか。
私個人としては、感謝と応援で胸が熱い。
今日はこの「うまい棒」について書いてみようと思う。
長年の感謝をこめて、Prize「Best of 10円!」を贈る。
うまい棒公式twitter↓↓↓
いつもうまい棒を応援してくださっている皆様へ pic.twitter.com/2VkgctkQ3j
— うまい棒【やおきん公式】@第2回うまい棒川柳受賞作発表中! (@Umaemon_40th) January 27, 2022
目次
昭和の名横綱“千代の富士”引退会見を彷彿
10円であり続けた「うまい棒」に感謝。
発売から42年間、10円という価格に据え置かれたていたことに、感謝しかない。
子どもだった頃の自分から大人になった今に至るまで、この10円にどれほどのドラマがあっただろうか。
悔しかった出来事、楽しかった出来事、ドキドキしたこともあるだろう。
数々のドラマが、このわずか10円の商品の向こう側にはあった。
この功績は、国民栄誉賞を与えたいくらいだ。
羽生結弦選手くらいの功績があるのではないだろうか。もしかしたらそれ以上かもしれない。
国民主導の国民栄誉賞とかできないものかと思うほどだ。
今回の発表は、昭和の名横綱“千代の富士”の引退会見を彷彿させた。
「体力の限界っ。」
そう言って口を真一文字にに結んだ、あの引退会見。それと重なって見えた。
42年だ。
原料も、資材も、人件費も、ずっとずっと上がり続けてきただろう。
それは限界をすでに超えていただろう。
怪我を押して、期待にこたえ続けるために戦い続けた横綱の姿と、今回の発表は私には重なって見えた。
プレスリリースにはこのように書かれている。
お子様のお小遣いでも選ぶ楽しさを感じていただけるよう、1本10円という価格にこだわり、生産・物流・管理コスト等あらゆる点で、コストダウンの努力を続け、販売価格への転化を抑えてまいりました。しかしながら、昨今の主原料のコーンや植物油をはじめとした原材料全般の価格上昇に加え、包装資材・物流費・人件費等も大幅に上昇している状況があり、このような状況は自社内で許容できる範囲をはるかに超えてきております。今後も商品の継続・安定供給を図る為に、誠に恐縮ではございますが、4月1日出荷分より、商品の価格改定を実施させていただきます。
(株)やおきんは、10円玉を握りしめてお菓子を買いに行く、心弾むその瞬間を、42年間守り続けてくれた。
今回の価格改定に至るまで、どれほどの社内論争があっただろうと思うと、頭が下がる。
子どもたちのワクワクを守ってくれてありがとう!
でも、もう大丈夫!上乗せされた2円分は、これまでたくさんのドラマを「うまい棒」にもらった我々大人たちが稼いで子どもに渡そう。
だから、大丈夫!そう伝えたい。
いままで本当によく頑張ってきてくれた。本当にありがとう!
うまい棒は10円であり、10円ではなかった
うまい棒は10円であって10円ではない。
うまい棒は、、、、
プライスレス。
10円で買えるお菓子は、駄菓子屋さんあるいは駄菓子コーナーにあるが、これほど胸をときめかせる10円菓子はあるだろうか。
子どもの頃、駄菓子屋のおばあちゃんが1枚ずつ、ソースを塗ってはリズミカルに次々に重ねて渡してくれる「ソースせんべい」が大好きだった。
今思うと、そんなころから職人技のようなものを見るのが好きだったのだなと、今書いていて思う。
うまい棒は1979年「ソース味」1種類のフレーバーで発売されたのが始まりという。
(うまい棒ヒストリーはコチラ)
「うまい棒 ソース味」は、その職人技を見ることのできるソースせんべいの味を彷彿させながらも、スナック菓子という、お菓子の中のスターグループに属するがゆえに、子ども時代の私の目には、とてもキラキラとして映った。
スナック菓子は100円程度するので、その半額程度の「キャベツ太郎」には心躍ったし、さらに「うまい棒」にいたっては、それが10円で、子どもでも何種類も買える!というのは実に魅力的だった。
二つ年上の姉と人気のめんたい味を取り合い、死守できずにサラダ味を握らされ泣かされことも今は思い出だ。
当時は涙を流しながらキッと姉を睨んでいたが。
少女の頃は、新しい味を選ばずにソース味を選んだら、好きな人にダサいと思われるんじゃないかとソース味に手を伸ばせなかったこともある。
仕事をするようになって、連日徹夜残業をしていたころは、深夜に先輩が妙なテンションでドン・キホーテで30本入りを何種類も買ってきて、うまい棒パーティーをしてから朝まで頑張った。
残業して頑張ってくれている取引先の差し入れに持っていくこともあった。
1本10円なので、貰う方も気兼ねなく「あざーーっす!」といって手を伸ばせる。
こんなにもたくさんのシーンを私たちにもたらす10円ってあるだろうか。
価格10円でありながら、価値はその何十倍も何千倍も、いや、もはやプライスレス。
うまい棒には、本当に感謝しかない。
愛し続けます。
12円になっても、「うまい棒」を愛し続けると誓います。
12円になったから8本しか買えなくなった子どもがいたら、2本買ってあげます。
12円になったからって、“差し入れうまい棒”はやめません。
12円になったとしても、ドラマは生まれ続けると思います。
12円になっても変わらずに、「うまい棒」を愛し続ける人が好きです。
(株)やおきんさん、大丈夫です!
私たちは「うまい棒」を愛し続けます。
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うまい棒【やおきん公式】@第2回うまい棒川柳受賞作発表中!
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