あまり知られていない祇園祭の最重要行事とはいったい何!!

本来なら今ごろ京都の中心部では町中に鉾が立ち、笛の音とともに粽が売られ、熱い京都に約180万人の人が訪れる祇園祭の最中だったのですが、今年はコロナウイルス感染拡大防止により中止となってしまいました。 今回はそんな祇園祭のあまり知られていない最重要行事についてお話したいと思います。

こんにちはchef_acero【シェフアチェロ】です。

 

今回は日本三代祭の一つでもある京都の祇園祭についてお話します。

京都では平安時代から続く八坂神社の祭礼として7月1日から31日までの1ヶ月にわたり各種の神事・行事が繰り広げられます。

そもそもの始まりは貞観11年(869)に京の都をはじめ日本各地に疫病が流行したとき、平安京の広大な庭園であった神泉苑に、当時の国の数66ヶ国にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神を祀り、神輿を送って、災厄の除去を祈ったことが始まりとされています。

近年では前祭と後祭の2回に分けて開催されるようになった『山鉾巡行』が有名ですが、実は祭のもっとも重要な行事とされているのが、神様をのせた神輿が市内を回る『神輿渡卸』だという事をご存知でしょうか。

今回は毎年神輿を担ぎに行っている筆者が、担ぎ手からの目線で神輿渡御をご紹介したいと思います!

(1)祇園祭の最重要行事『神輿渡御』って何?

神輿渡御とは八坂神社に祀られていた神様を、3基の神輿に乗せて、京都市内をまわり御旅所へ向かう『神幸祭』と御旅所から境内へ戻る『還幸祭』があり、それぞれの神様を乗せた神輿が「ホイットーホイットー」の掛け声ととも疫病退散を願い、街中を練り歩きます。

(2)3基の神輿に乗る神様は?

3基の神輿には『中卸座』(すさのをのみこと)・『東卸座』(くしいなだひめのみこと)・『西卸座』(やはしらのみこがみ)があり、3人の神様がそれぞれの神輿に乗り、『三若』『四若』『錦』と三つの神輿会の担ぎ手に担がれ、重さが約2トン〜3トンと言われる神輿を、80人ほどで一回に数十秒ぐらいづつ担ぎ、800人くらいの人で交代しながら、4時間〜5時間かけて進んで行きます。

(3)担ぎ手の想いと伝統

重さ2トンもある神輿を4時間以上担ぐのですから、たとえ数十秒でも相当な体力も使いますし、肩から血が流れる事もあります。
それでも担ぎ手の皆さんが一つとなり、神様を乗せた神輿を担ぎ、1000年以上続く伝統を守りながら次の世代へと受け継がれていくのです。

私も、実際に担ぎ終わると全身がボロボロで、まともに歩けないくらいになりますが、神様に近い場所で伝統を感じながら、担がせていただける事を本当に感謝しております。

まとめ

今年はコロナウイルスの感染拡大防止により、祇園祭も中止となってしまいましたが、
本来なら疫病退散の行事でもあるので、来年の祇園祭にはまた、熱い想いを胸に神輿を担げるようになっていて欲しいですね。

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