できる営業マンなのに伝わらない?言語化と資料化で解決!

10年近く営業マンとして活動してきた経験や自信を持つ方の悩み、思い描いていることが伝わらないということ。個人コンサルの事例として、バリキャリウーマンの課題解決のアプローチを記します。

今回は個人の事例を元に、業務整理コンサルとしてどう関わってどう成果に結びつけたかを伝えていきます。

僕自身は、色んなプロジェクトの立ち上げやテコ入れに入らせて頂く中で、メンバーからの相談を聞く役としていながら、課題や業務の整理を進めていくことが多いです。

今まで数多くのプロジェクトに入り、たくさんの人と話してきた中で感じることは、同じ日本語を話していても、見えている世界線が異なるのでコミュニケーションがとれないことがあることです。

今回はまさにそういった事例で、

  • 言っていることが理解されない。
  • 言っていることが伝わらない。
  • 言っていることで出来上がってくるものが全然イメージ違う

このような人の課題を改善したお話です。

できる営業マン(30代前半女性)の悩み

今回の相談者は、美容関係の営業マンかつマネージャー、30代前半の女性です。
営業畑で10年近く活動してきた経験や自信、脳の回転の速さ、素敵な笑顔、すらっとした容姿、巧みなトークなどを兼ね備えた、印象を挙げるとまさにできる営業の鏡のような人。

そんな人が何の悩みを?課題なんてあるの?と思いました。

彼女の課題が何かと言うと、自分の思い描いていること考えていることが、仕事仲間に伝わらないということでした。

伝えても相手は???なリアクションだったり、伝えて「わかりました!」と返事があったもののよくよく聞くと理解されてないとか、成果物や段取りが全く異なる形であがってくるといったことがあったようです。

まず、頭の中を視覚化すること

こんなにできる人でも課題があるんだと驚きもありましたが、これをどう解決していったか。

まずは、彼女の頭の中を覗いてみることにしました。

どういうことかというと、ひたすら話を聞き、質問をして、彼女自身に頭の中にあることを話してもらいました。合わせて、ホワイトボードに絵やイメージも書いてもらうようにしました。

ここらへんの記事も参考に。
https://rim.guildproject.com/column/6209/
https://rim.guildproject.com/column/6136/

”伝わらない”ということは、認識が合っていないということ。
言語化がうまくできていないか、視覚化がうまくできていないかが原因だと思い、話を聞いていると、どちらも原因のようでした。

言葉足らずが故に、相手に伝わる情報が不足して、伝わっていないとかイメージが異なるものができあがってしまう。
伝える手段がほとんど口頭だったため、自分の頭の中にあるイメージと、相手の頭の中にあるイメージが異なってしまい、伝わらないとかイメージが異なってしまう。

ここを解消していくことにしました。

言語化、資料化してイメージ共有することが解決の手引き

言語化という観点で、伝える前にまず書き出すことにしました。
ただ、彼女は喋るのは慣れているけど、自分で文字にすることが慣れていなかったので、最初は僕が話を聞いて文字に書き出すようにしてみました。

視覚化という観点で、頭の中にあるイメージをまずホワイトボードに書き出しもらい、それをスライド資料へ僕が起こしてみました。

文字と資料を持って仕事仲間と話すことで、結果的に、認識齟齬がなくなり、仕事が円滑に進むようになりました。
認識齟齬によって生じていたコミュニケーションロスやイライラなどもなくなり、仕事も以前に比べてしやすくなったとのことです。

以前では伝えてダメだったり二度手間になっていたところから、それがなくなったことで伝えることに関する稼働時間が半減した結果となりました。

正直、文字を書き起こすとか、資料化することは、準備にとても時間がかかるものですが、仕事仲間数人を巻き込んで進めていったときに出る手戻りの時間などを考えると、しっかり自分1人で準備をすることが結果的にチーム全体にとって利益になるということです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

自身や周りで伝えたいことがうまく伝わらないことはないですか?

伝わらないときは、言語化と視覚化がうまくできていないことが多いです。

手間はかかりますが、言語化と視覚化をすることに時間をかけて準備してみてください。

1人では厳しい、やり方がわからない、技術が追いつかないなどありましたら、サポートいたします。
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